友人がTwitterでシャッフルについて言及していたので、なんかあったのかと見たらちょいと論争（？）があったようで。
まあ、TCG界隈は定期的にシャッフルの問題で荒れるイメージが、遊戯王復帰時に調べた時にあったのでなんとも。

n番煎じな記事だけれど、2日連続カードゲームの話題を続けたので2度あることはサンドパンってことで。
今日はシャッフルについての私見を。

シャッフルって？

そもそもシャッフルとは？

シャッフル - 混ぜ合わせること。トランプなどのカードゲームにおいて、カードを混ぜ合わせる行為。 wikipediaより　シャッフル - Wikipedia

これが一般的なシャッフルの理解。
この認識が一般的だからこそ、TCG界隈のシャッフル問題は定期的に荒れるんだろうなあと個人的に。

じゃあ、TCGにおけるシャッフルは違うのかというと、違わないけれど明確に目的があってシャッフルしてることを認識しないといけないかなって思ってます。

この辺きちんと言及してるのが、自分が知ってるのは元祖TCGのマジックザギャザリングさん。（他にもあったらごめんね）

ライブラリーや裏向きのカードの束を切り直すとは、その中でカードを、どのプレイヤーにも順番が分からなくなるように無作為化することである。
MTG Wikiより切り直す - MTG Wiki

この「無作為化」がポイント。
事故らないようにでもなく、カードが満遍なく散らばってるようにでもなく、「無作為化」すること。

この無作為化のために、よく話題にされる横入れだったりファローシャッフル、ディールシャッフルをするわけです。
世界大会の動画とか見れば分かると思いますが、ほとんどの人がこういった無作為化するのに最適なシャッフルをしています。

最適なシャッフルって、他のは適してないのかよってことでシャッフルの種類についても。

ヒンズーシャッフル（オーバーハンドシャッフル）

アニメとかでも描写されたり、トランプを切るときなど広く一般的に用いられるシャッフル。
ぶっちゃけこれ全く混ざらない。何回もやって混ぜた気になっても、ほとんど混ざってない。
カードの束の上下を入れ替えるのには最適なので、他のシャッフルと併用することで実力を発揮する子って印象。

カードを2束（パケット）に分けて持ち、互い違いになるように落とし入れるシャッフル。
カッコよくて（主観）、効率的に無作為化できるすごいやつ。

ただし、スリーブに入ってないとやりづらい上に、スリーブの端に負荷がかかるのでオーバースリーブをするか、消耗品と割り切る意識が必要。
また、パケットの上の方にあるカード、下の方にあるカードといった上下はさほど入れ替わらないので、ヒンズーも組み合わせよう。

枚数を数えつつ、規則的にカードを散らすシャッフル。
カードは散るものの、規則的になる。時間がかかることと、イカサマにも使われちゃう。
試合前後にデッキの枚数を確認しつつ、固まったカードを散らすのには最適だけれど、無作為化するのにはイマヒトツ。やはり、ヒンズーかファローなどと組み合わせたい。

特に、複数回のディールを違うパケット数でやってる場合は、イカサマが疑われてしまうので今すぐやめよう。
詳しくは「リバースシャッフル」でけんさくぅ。

マジシャンがﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｰｯってやるシャッフル。遊戯王ではショットガンシャッフルって言われたアレ。
仕組み的にはファロー同様だけれど、TCGではあまり推奨されない子。
自分のカードはともかく、他人のカードにこれはしない方がいいと思います。

(ファロー OR ディール) AND ヒンズーといった感じで、2種混ぜるのがいいです。
上記の通り、ファロー単体だとパケットの上下が、ディールだとパケットの規則性が崩れないので、複数種のシャッフルを実行しましょう。

ちなみに数学的には7回のファローシャッフルで、無作為化ができるとかなんとか。

自分の行うシャッフルとしては、「ファロー3回ヒンズー3回を1セット」として3セットやってから相手に渡しています。
試合後はディールで枚数確認しつつ、カードを散らして数回ファローして次の試合へ。

試合前の相手のデッキへは、相手がファローやディールをしていたらカットのみで簡略的に。
ヒンズーだけだったり、カードを作為的に散らしていると見受けられたらファロー OR ディールをさせてもらうようにしてます。

大きな大会とかだったら、相手のシャッフルに関わらずファローなどでお互いに不正してませんよってアピールする方がいいのかもしれない。

ファローシャッフルは見た目にもカッコよくて、効率的に無作為化できるから練習して損はないぞ！！

全人類、「MELODY IN THE POCKET」を聴け。